火曜日, 5月 02, 2017

ゴールデンウイークの本栖湖

ゴールデンウィーク知人がキャンプをするのでどうかと誘われた。だが、少し躊躇もする。家族連れで来られているの方も多いので、いくなら家族で参加したいが、2歳児を連れて行くには少し厳しい環境だと思えたからだ。

この時期の本栖湖は結構風は入るが水がとても冷たい。日中の気温も涼しいを通り過ごし肌寒いということも多い。天気の良い日の昼下がりは、太陽の熱を肌に感じると痛いくらいだが、日が傾くと肌寒さが増してくる。
夜は極寒。焚き火なしでとてもいられない。何も装備がなければ凍え死んでしまうだろう。車かテントの中に入り、十分厚着して極寒仕様の寝袋で寝るしかない。

そんなところにいきなり家族を泊まらせるのもなんなので、今回は1泊目はヴィラ本栖というホテルをとった。

建物はレンガ風の風合いのあるホテルだ。鉄筋コンクリート造で、中の環境も外部の天気に左右されず、心地よい環境だ。ロビーに入り、ラウンジにぬけると、樹海の緑が窓面に広がり、美しい。桜もまだ咲いていて、それが美しさを引き立てている。



本栖湖キャンプ場やウインドサーフィンのゲレンデ「ドラゴンビーチ」とは、歩いて行ける距離。
ウインドサーフィンも楽しみたいし、家族サービスをしたいという人にとっては、まさにうってつけかもしれない。

泊まった部屋は10畳間。4帖の縁と、洗面とトイレとクローゼットがついている。
食事は和食を頼んだが、レストランでの懐石風料理だった。一品ずつ味わいながら、そして彩りを楽しみながらの食卓だ。美しく美味しい。

ホテルの環境も食も上品にまとめられている。ゆっくりとした休日を過ごしたい、美しい樹海の緑を心行くまで楽しみたい、なにかに専念してその傍らで静けさと美しさで心をいやしたい、そんな時には思い出したいホテルだ。

仲間内でどんちゃん騒ぎして盛り上がりたい人には向かないと思う。


初日のコンディションは、ブローを捉えて走ったが、大型セイルでないとその場面はかなり限られたのではないかと思う。出たのが夕方からだったので、走っている人が少なく、ブローの入りも悪くなったかなと思えたので積極的にもなれず、風にのってプレーニングしたところで切り上げた。

翌日は知人のパーティがキャンプを設営するという話だったので、とりあえず遊びに行く。家族連れも含めて10世帯近くはいたと思うので20人くらいにはなったのではないか。

子供たちはすぐお互いに興味を持ち合い、遊び始める。子供がいきいきとし、自分の中にすでに確立していたわが子象とは異なった、新しい側面に出会えたりする。

子供が楽しげに遊んでいるのを見て、キャンプ泊に挑戦してみることとした。
テントの設営などして、知人たちの輪に入る。

話を聞いてみると昨晩乗り込んだ人も多かったのだが、東京を10時くらいにでてすぐに高速の渋滞に巻き込まれたそうだ。3時間以上かかったらしい。確かに、渋滞予測でもその時間帯から混むような予報は出ていた。
一方、4時半に出て高井戸インターから乗り入れた人も、8時過ぎに到着したという。

確かに、2日にはスカスカだったキャンプ場も3日は大勢でテントの設営地を探すにも苦労するほどにぎわっていた。ここのところこのキャンプ場の人気がウィンドサーファーだけでなく一般の方にも高まってきているとのことだ。

お酒は子供が寝るまでは飲まない。何か起こった時に、車で運ぶなどの対応が必要になるから。

遊び疲れて夕方少し昼寝したので、夜も寝ようとしない。すっかり興奮している。
そこで、温泉に行くことにする。だいぶ寒くなってきた。
温まって、キャンプ場へかえる車の中で寝てくれれば・・と思ったわけだ。
ゆらりという温泉に行ったのだが、近くにコンビニもある。温まって、ヨーグルトを買って食べさせ、自分たちようにビールを仕入れて、キャンプ場へ帰る。やっと寝てくれた。

ウィンドサーフィンはこの日も夕方。風は入っていたのだが、かなりガスティで、曇って気温が低かったので、体が冷えてあまり気がのらない。ウィンドサーフィンしたが、プレーニングで快走したらそこそこで撤収。

翌日はキャンプの撤去やウィンドサーフィンの道具の撤去に結構時間がかかった。原因と今後の対策は以下の通り。
①道具が散在する。ウィンドの道具、車、テントの設営地、飲食、調理場。しまうことを意識して設営し行動すべし。
②洗い物は洗い場までいかなければならず、また込み合うので時間がかかる。持ち帰る場面では干さねば不潔になりがちだが、干すにも時間がかかる。洗剤を使わなければならない調理道具や食器を減らす。洗った食器を干すかごに入れて干す時間を短縮する。使い捨て紙食器の利用や、洗い物は軽く水洗いして袋詰めして持ち帰り家で洗うなど考えられるかもしれない。
③食材はカットして持ち込めば、現地の調理時間は減る。加熱時間長い食材はあらかじめ家で電子レンジで火を通すなどしておくとよさそうだ。
④テントの結露がある。干してからしまうと次回の準備にもなり良い。寝袋も同じ。干す時間が結構かかるので、朝起きたら、一番に、テントと寝袋を乾かす作業に取り組むべし。干すためのロープも重要。
⑤コンテナに入れて持って行っているが、これは割と良いかもしれない。クーラーは食材を運ぶコンテナと考える。乾物、根野菜、調味料は別に考えてほうがいい。
---1.食器・コンロ・調理道具・調味料 コンテナ
---2.肉魚、チーズ、飲み物(酒・牛乳・野菜ジュース)、ヨーグルト ・・・クーラーコンテナ
---3.野菜類、(肉魚) ・・・現地調達が望ましい。
---4.インスタント食品・・・袋にて
---5.着替え・・・宿泊日数+1を小分けに袋詰めできるとわかりやすい。新物のバッグと洗い物用バッグを分けるとよい。
---6.水の貯蔵タンクも結構な大きさなので、コンパクト化できるものなど検討。これも、2Lのペットボトルで麦茶を購入し、手持ちの小さいペットボトルを持って行って小分けしておくと、2Lは空になり、その後現地での水貯留瓶となり、また、小分けしたペットボトルは口づけして飲んでも使い切りやすいので不潔になりにくい。

など、アイデアもある。

帰りは1時半前だったが、4時前には帰り着いた。小仏トンネルを通過する時点では4km程度の渋滞だったので、もう少し早ければ、渋滞レスだったかもしれない。だが、逆方向の車線は芝桜を見に行く方の渋滞が激しくて驚かされた。