火曜日, 10月 25, 2011

訃報

死は平等に人に訪れる。


だから気にするなと、死に直面した人が、残される人を諭す。


死に直面して、自分が実現出来なかった部分、心残りの部分、それを残される人に託そうとする。


そこに受け継がれるべき魂は尊い。深い深い愛情があるからだろう。


受け継ぐことへの自信は無いが、その愛情には暖かさと光明があると、残される人は思う。


まるで暗闇に広がる海の片端に見える漁火のように、暗闇で道を示す指南となるように思える。



世界の終わりと、新たなる旅立ち。


秋の深まりを風に感じながら・・・・。


静かな夜に、漁火が燃える。