日曜日, 12月 27, 2009

年の瀬の金田湾

先週、マイボードのノーズを割って、入院させてしまったのでもう今年は終わりかな?と思っていた。

でも、今日、いい感じでふいてそうだったので、初めてショートボードを練習した時に使っていた130lのボードを引っ張り出してきて、金田湾に向かった。

到着すると、もういつもの面々がプレイしている。日の出から50-54くらいで楽しんでいたようだ。

今日のボードは130Lなので、50前後のセールでは重いだろう。到着したのが10時過ぎ、風も落ちるだろうと予測して、63ででた。

予想通り風も落ちたが、それまでの小一時間ほど爽快にプレイ。

風も水も冷たかったが、陽射しが暖かくて苦にならなかった。また、うねりもさほどなく、130Lのボードでも十分OK。

今年は、ウィンドサーフィン乗り納め。

いよいよ本格的な冬でもあります。

日曜日, 12月 20, 2009

もうすぐ冬至。 大西の風吹く逗子湾



美しく晴れた一日でした。
大西の風吹く逗子。
波打ち際はあわだっています。オンショア。
冷たい空気に、空も海も澄み渡っています。
富士山がきれい。
写真では、半島のすぐわきに江の島の背後にうっすらと写っているけど、実際はもっとしっかりと見えてます。


私にとっては敷居の高いコンディションだ。
オンショアでセイリングすると、ボードの腹側に波の衝撃を受けるので、バランスをくずしやすい。なおかつ海面がブレークして泡立っていると、多方向の力が加わって、瞬時のコントロール力が鍵になる。

50で出陣。
とりあえず波打ち際からの出陣はクリア。我ながら、上達しているのを実感。
気をよくして走ってみると、今まで経験したことのない大きなうねりだ。
オンショアなので波をボードの横腹に受けて衝撃が大きく伝わる。

お!、でも、なんとかこなせて走れているではないか!。
波間に浮かんでるサーファーをよけようというのが心理的なプレッシャーになる。
それに気を取られて、突発的な強い衝撃性のある波にあうと沈。
今、状況を分析してみると、風上にセールしてスピードを落としてサーファーをよけようとし、デッドゾーンに突っ込んで沈というパタンだ。
風下によける技術も大事だと思うが、波打ち際で波がブレークしているところへ突入すると、さらに乗りにくいのでできれば近づきたくないという心理が働いている。(特にオンショアだとボードの脇からその衝撃をうけるので、余計に難しい。)

だが、解答としては、その状況を練習する以外にないのかなと思う。
2時から初めて4時。
だいぶ感覚がつかめてきたなと思った。プレーニングもできる。

ところがそこでトラブル。
ジョイントのねじが緩んではずれ、セイルがボードから分離してしまった。
あれよあれよという間に、ボードは波にさらわれていく。
だが、ここは砂浜に向けてのオンショア。
ボードは勝手に砂浜にたどり着くだろう。
そこで、セイルをケア。
セイルを手にとって、岸辺に泳ごうとするが、これがくせ者。
うねりにはねて風にあおられセイルが一回転する。あるいは、クリューが水深く刺さって一回転。
セイルが飛ぶとサーファーやウィンドサーファーにぶつからないかと心配だ。
セイルの下敷きになったり、とんだセイルを抑えようとわが身も七転八倒。
転げるように、なんとか岸辺にたどりついた。
今日のコンディションは私にとっては敷居が高かったのだが、逗子湾の形状でオンショアの風なら、万一でも必ず砂浜に漂着するだろう読んでいた。
だから、パニックにならずにすんだ。
 

もし、状況が北風の金田湾ならまた別の選択をすべきだろう。
今回の選択をすると、最後南端の岸壁にたたきつけられることになる。=死だ。
岩島あたりまでならばセイルは捨てて、ボードを追いボードにつかまって、少しでも西側の砂浜におよぐのが正しいのかな?
棒杭をこえたアウトの方だったら、岸壁をはさんで、もう一つ南側の隣の砂浜に漂着することを考えた方がいいかもしれない。
 
なによりも、道具のセッティングは常に監視しておくのが大事だろう。
逗子湾のもうひとつの魅力。
サンセットビーチの写真を掲載しておこう。
夕陽、逗子湾、江の島、富士山。
美しい。
ウィンドサーフィンをやっていて良かったなと思える瞬間だ。



送信者 Windsurfing.Network ウィンドサーフィン.ネットワーク

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日曜日, 12月 13, 2009

師走の金田湾

早朝、曇り気味。

でも、雲の切れ間から漏れる太陽の光跡が、冷たい空気中にたなびいている。

光のカーテンだ。

照らされた海面がきらきらときれい。


8時過ぎに到着。既にプレイしているウィンドサーファーに聞くと4点台の声。

私は最小セールの5.0㎡のセールで出陣。

強い風で結構コンスタントにふいているのだけど、うねりも大きい。ブローと大うねりが一緒にはいるとあっさり沈してしまう。

でも、結構楽しかった。

強風かつバンピーな海面でも、だいぶ乗れるようになってきたと実感する。

うねりに従ってセーリングするなら、タイミングの良い足の屈曲が肝心だと思った。

バンピーな海面をはねながら滑走することもできるが、ジャンプもどきをして、着水したところで失速している。課題あり。

いろいろ練習になって、楽しかった。

水曜日, 12月 09, 2009

私の設計した銀座・みゆき通りのビルがもうすぐ竣工する。

思えば苦労も多かった。

まだ、足場も解体されない建設中だが、写真を残しておこう。

もちろんどんな風が吹いてもビルが倒れることはない。
走りもしない。フォワードループもしない。

送信者 architecture

写真は中央通りから昭和通りに抜けるみゆき通り。

土曜日, 12月 05, 2009

テクニック--- ウォータースタートの基本

ウォータースタートができると、ウィンドサーフィンの楽しみ方がまたひとつ広がる。

いや、ショートボードに乗り始めたら、できるだけ早く身につけたい技術だ。強風時や海面が荒れている時は、浮力の小さなショートボードでセールアップするのはとても困難だ。

必須の技術ともいえる。

そして、奥が深い。海でチンする時、ウォータースタートしやすい体制で落ちれればいいが、たいていの場合そんな余裕はない。チンした時の状態は、様々なケースが考えられ、それにどのように対応するかあらかじめ手段を持っておく必要がある。

一度覚えても、暫く、ウィンドサーフィンしないと、すぐ忘れてしまうので、知識として整理しておこう。

ウォータースタートをマスターしていくための技術を2回にわけて記述してみる。

下記と合わせてよむと理解が進みやすいと思われる。
http://www.boardseekermag.com/technique/intermediate/water_start/water-start.html


基礎的技術
  • ビーチスタート・・・これができなければ、ウォータースタートはできない。このブログでも、ビーチスタートのテクニックを紹介している。
  • 膝を深く曲げて腰を落としてセーリング・・・ブームにぶら下がって体重を下にかけて、セイルを引き込みながらセイリングできること。
  • 片手でリグを操作・・・・波打ち際で、風上側にたって片手でマストをもって海面にほぼ水平にセイルをたなびかせること。セイリングの最中に、マスト手を離してセイル手(ブーム手=後ろの手)だけで走ること。
  • 立ち泳ぎ・・・・ 海面で沈まないように、足を漕ぎます。バタ足になったり、カエル足になったり、手段は様々。ライフジャケットを着ていると、自然に浮くので助かります。
【練習方法】
  • ビーチスタートの成功率を上げて、徐々に水深の深いところに挑戦していきます。腰深さ、胸くらいの深さ、背のたたないところ、と段階づけて練習します。
  • リグの操作に習熟します。波打ち際で風上にたって、セールを持って海面に水平にたなびかせます。マストフット側の手だけで、そのような状態がキープ でき、また若干上下させてバランスをとることができるか確認します。そして、その手でブームを引き上げるとともに、セールの下に回り込んで、ブームを伸ばした両手でつかんで、頭の上でセイルを操作します。ボードの向きをコントロールできること、セイルの開閉やベア・ラフの操作で風を逃がしたりつかんだりすることができること。
  • 風の力を利用します。初心者は、段によじのぼるというイメージでビーチスタートをしている人も多いですが、そのイメージでは腰深さくらいのところで挫折します。風に体を引き上げてもらうという感覚をつかみます。そのためにリグ操作が大事です。
【基本】
  • 行きたい方向を見る。ウォータースタートで体を上げて走りだすまでは、マストフットを見る。
  • 手を伸ばして体をリグからはなす。風に体を引き上げてもらうためには、十分にテコの効果が働かなければならないので、両手はばんざいするように十分に伸ばして肩幅に広げてブームをつかみ、ブームの下にぶらさがるような格好になります。
  • ボードに乗りあがったら、足の開閉でのボードの向きをコントロールし、腕を押しひきしてセイルの開閉やベア・ラフをコントロールします。
【重要な操作】
  • 水抜き・・・水からセイルを抜いて、浮かせます。
  • ボードの向きの調整・・・浮いたセイルを両手で開閉して、ボードをアビーム方向に向けます。
  • ボードに上がって走り出す・・・セイルに風を入れてその力で、水から体を引き上げて、走り出す体制を作ります。

【スタンダードなウォータースタート】
  • ボードの向きはアビームから風上の向きで、セイルに対してマストが風上側にあり、またマストは風に対して直角となっていることを確認する。
  • セイルを水面から揚げる(水抜きする)。いくつか方法がありますが、マストの風上側に体をおいて、風下側をむき、マストのブーム上50-80cmくらいのところを両手で持って、マストの下に風を入れて少し、風上側に立ち泳ぎすると、セイルと水面の間に風が入って、リグ全体が浮きます。(最初のころ難しいと感じるかもしれません。ボードをかなり強くアビームに向けて、セイルのブームをボードのテイルに乗っけてセイルを浮かせるという方法もあります。テイルの短いボードの場合、ブームがのっからないので、フットストラップを風上側の手でつかんで、その上にブームをのっけてセイルを浮かせるという方法もあります)
  • セイルに風を入れた状態で、風上側の手でマストをもって、頭上を風上側にリグを引き、浮いたセイルのブームを後ろの手でつかむ。
  • マスト手をブームに移し替えて、立ち泳ぎしながら腕を伸ばしながらマストトップを風上に回してくると、セイルは風を受けてボードがベアする。また、体がボードの後ろ側によってくる。
  • 風が強いときは、セイルの高さは低くボードは風上側に向ける。風が弱いときは、セイルを高くあげて、ボードはベアさせて風下側を向ける。
  • マスト手をいっぱいに伸ばして、セイルに風を入れながら、後ろ足をボードに載せる。ストラップの間くらいのところに、風下を向いている後ろ足はかかとを下にしてつま先は天を向く。前足は前に向かって立ち泳ぎを続けている。体は、ボードの後ろの方にあるが、ボードより風上側だ。
  • 後ろ足を曲げて、ボードを体に寄せるとともに、マスト手を伸ばしてマストを押し出して、セイル手を引いて風を入れる。目線はマストフットをみている。後ろ足でボードを引きつけて、ブームの下に頭を入れるようにしてブームぶら下がってられるような感じ。前足は立ち泳ぎを続けているが、上方への移動を助けるよう勢いよく動かす。体があがったら最後に前足がボードにのっかることになる。なお、上がる時は後ろ足は十分に曲げて自分の体の下にあるよう字注意する。
  • ボードに乗ったら腰を低くして、バランスをとる。この時ボードがラフしたら、前足で押してベアさせる。
  • 風が強すぎるときは、ベアを長く続けるととばされてしまうので、セイルを開く。だが、この時にボードがラフしているとやはりチンしてしまうので、ボードの向きを正しくアビームに向けることと、セイルの開閉のタイミングが風の強弱とともに十分にバランスがとれている必要がある。
注意
  • 体を道具の風下にはおかない。常に道具の風上側で操作する。でないと道具が飛んできて大けがをすることがある。基本的にウィンドサーフィンというスポーツは、道具の風上側にたって道具を操作するようになっている。